2010年10月31日日曜日

「第4回 Riesling Ring Evening」料理紹介

今回は、 「本格中国料理と楽しむRiesling」 と題し、
バラエティ豊かなリースリングワインを、さまざまな食材を多彩な調理方法と味付けで料理した中国料理と合わせて楽しんでいただきました。

中国料理は大皿で供されることが多いですが、最初の前菜のみ4~5人前の盛り合わせでサービスし、その後は1人前ずつの盛り付けでお召し上がりいただきました。



前菜の五種盛り合わせ (写真は4人前)

当初は「四種盛り」の予定でしたが、ウエルカムスパークリングのお供に楽しんでいただきたいので、一種増やしてたっぷり「五種盛り」としました。


店自慢 車えびの甘辛酢炒め


帆立の薄衣揚げと香菜炒め


牛肉細切りの中華味噌炒め (薄皮付き)


ふかひれと蟹肉のスープ


本場北京風黒酢の酢豚


人気の麻婆豆腐


手作り自家製カニしゅうまい


あわびと貝柱のチャーハン


手作りアンニントーフ


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今回お世話になったのは・・・
中国・西安出身、在日20年、新横浜プリンスホテルの中華のシェフを務め、5年前に独立した万 秋慶 氏がオーナー兼料理長を務める「萬里楼」です。

料理長、マネージャーをはじめ、スタッフの皆さん、素晴らしいお料理とサービスをありがとうございました。

参加者の皆さん、お気に入りの料理とリースリングワインの組み合わせは見つかりましたか?





「萬里楼」 (マンリロウ) 北京料理
東京都台東区雷門1-16-4 立花国際ビルB1F 
TEL : 03-3847-7755
http://r.gnavi.co.jp/b258200/

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2010年10月29日金曜日

「第4回 Riesling Ring Evening」ワイン紹介

10月20日のRREディナーでお楽しみいただいたワインは6アイテムです。



受付後のウエルカムドリンクにはスパークリングワイン「フュルスト・フォン・メッテルニヒ・リースリング・ゼクト・トロッケン」を用意し、有坂芙美子RR会長のセミナーの間もこのワインをお楽しみいただきました。

以下、サービスされた順番で各ワインを紹介いたします。

1)


Fürst von Metternich Riesling Sekt Trocken NV
フュルスト・フォン・メッテルニヒ・リースリング・ゼクト・トロッケン
(ドイツ・ライン地方)

ドイツの最も有名なスパークリングワインのひとつ。リースリング種の魅力である爽やかな酸味とエレガントさ、スティーリーな特徴が魅力。バランスが取れた、スタイリッシュな後味。
糖度:17.8 g/L アルコール度数:12%

▼Fürst von Metternich  (フュルスト・フォン・メッテルニヒ)
あのシュロス・ヨハニスベルクで生まれたスパークリングワインは、1925年にフュルスト・フォン・メッテルニヒャー シュロス・ヨハニスベルガー・ゼクトという名称のブランドとなり、1934年以降はフュルスト・フォン・メッテルニヒと呼ばれています。

(輸入:ピーロート・ジャパン㈱)


2)


Hans Lang CHARTA Riesling Q.b.A. 2006
ハンス・ラング カルタ・リースリング  (ドイツ・ラインガウ)

ハッテンハインムの畑からのワイン。カルタ・リースリングは上品な酸味を活かしたラインガウ地方伝統のしっかりとした辛口ディナーワイン。
残糖:9.6 g/l 酸度:7.4 g/l アルコール度数:12.0%

Weingut Hans Lang (ハンス・ラング醸造所)
近年めきめきと頭角を現してきた生産者。力強さと芳醇さを持ち ながら,フレッシュでフルーティな魅力的なワインが産み出され ています。

(輸入:㈱日野屋)


3)


Marcel Deiss Riesling 2008
マルセル・ダイス・リースリング  (フランス・アルザス)

鮮烈なフレッシュさと深いコクが特徴の辛口。2005年ヴィンテージ以降、サン・イポリット畑とベブランハイム畑のワインをブレンドして一本化。酸としっかりした構造を持つミネラル感と、豊かなコク、たっぷりとした果実味とエレガンスが融合。各テロワールのブレンドにより、一層複雑で大きなスケールに。
糖度:11.8g/L アルコール度数:12%

▼Domaine Marcel Deiss  (ドメーヌ・マルセル・ダイス)
現代アルザスワインの頂点を極めるジャン・ミッシェル・ダイス。『アルザスの土壌は、太古の地殻変動に由来する極めて複雑で多様なもの。個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現することが、僕の人生』と語っています。

(輸入:㈲ヌーヴェル・セレクション)


4)


Riesling Alte Reben 2001
リースリング・アルテ・レーベン  (オーストリア・カンプタール)

ユルチッチ社が最も大切にする畑の1つ『ツェービンガー・ハイリゲンシュタイン』の樹齢の古いぶどうからのみでつくられたワイン。華やかな花の香り、黄色系の果実、シャープなミネラル感を備え、きりっとした酸味ある辛口。
残糖:3.8 g/L 酸度:7.4 g/L アルコール度数:12.8%

Weingut Jurtschitsch Sonnhof  (ユルチッチ・ソンホフ醸造所)
ユルチッチ家は、ウィーンの西約70kmのカンプタール自然公園に囲まれたワインの町、ランゲンロイスにある古くからの醸造一家。“自然に帰る”をモットーに、無農薬栽培、重力原理の利用など常に新しい試みに挑戦し改革を行っています。

(輸入:㈲エイ・ダヴリュー・エイ)


5)


Prinz zu Salm Schloss Wallhausen Riesling Spätlese 2005
プリンツ・ツー・ザルム・シュロス・ヴァルハウゼン・リースリング・シュペートレーゼ (ドイツ・ナーエ)

土壌は緑色ダールベルグスレートでフェルセネックと呼ばれ、ヴァルハウゼンの中でも1番と称されるリースリング区画。ワインは酸味豊かでミネラリー、バランス良くフルーツとライムの香りが印象的。
残糖:58.2 g/l 酸度:8.2 g/l アルコール度数:13.0%

Prinz zu Salm Dalberg'sches Weingut (ザルム公爵家醸造所)
1200年以来の歴史を誇るプリンツ・ツー・ザルム公爵家。現当主は、ミヒャエル・プリンツ・ツー・ザルム。彼は、32代目で、1990年からドイツワイン界をリードする優良生産者協会(VDP)の会長。自然と共存をモットーに1995年には有機農法を開始し、経験との融合により高品質のワインを提供。

(輸入:㈱徳岡)


6)


Bacharacher Kloster Fürsthenthal Riesling Sekt Brut 2003 Magnum
バッハラッヒャー・クロスター・フュルステンタール・リースリング・ゼクト・ブリュット
<マグナム> (ドイツ・ミッテルライン)

徹底した収量規制による豊なミネラル感と、低温での長期間発酵熟成による独特のクリーミーな風味が魅力。マグナムは年間生産わずか600本。ドイツ、北欧、NYなどの有名レストランのリストを飾る逸品。
残糖:11.0g/L 酸:6.9g/L アルコール度数:13%

Weingut Ratzenberger  (ラッツェンベルガー醸造所)
醸造所は、世界遺産になっている中部ラインの中ほどに位置するバッハラッハ村の斜面にあり、畑はわずか10ha未満のもののみ。

(輸入:ヘレンベルガーホーフ㈱)

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※ 各ワインの解説はインポーター各社提供資料を参考にしています

ワインのご協力をいただきましたインポーター各社様にお礼申し上げます。
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2010年10月21日木曜日

【速報】「第4回 Riesling Ring Evening」開催

10月20日、Riesling Ringは、中国料理と共にRieslingの個性を楽しむディナーを、東京都台東区の北京料理「萬里楼」にて 開催いたしました。


はじめに、Riesling Ring 有坂芙美子会長によるミニセミナーを行いました。


有坂芙美子RR会長

○ アメリカのニューヨークで起こった“リースリング・ルネッサンス”、
○ リースリングの特性とは?
○ 9月に訪れた独ベルリンでのVDP100周年記念式典に参加して、
○ リースリングの今後は?
○ 注目の国は?

などが語られました。



皆さん熱心に聴いていらっしゃいました




今回のワインは6アイテム 、もちろんすべてリースリング!




「萬里楼」万秋慶料理長に特別に作っていただいたコース料理とリースリングワインのマリアージュを楽しんでいただきました。

ワインおよび料理については後日改めてレポートいたします。

ご参加の皆さま、会場をお引き受けくださいました「萬里楼」の皆さま、ワインのご協力をいただきましたインポーター各社の皆さま、ありがとうございました。

2010年9月27日月曜日

【満員御礼】10/20 第4回 Riesling Ring Evening

 第4回 Riesling Ring Evening
~ 本格中国料理と楽しむRiesling ~



それぞれの地域で個性あふれる料理が生まれている中国。
第4回はこの中国料理と共にRieslingの個性を楽しみます。

ドイツから帰国したばかりの有坂芙美子(Riesling Ring会長)が語る、
「最新のドイツ情報」を含め、「中国料理とリースリング」についてのミニセミナーも開催いたします。

皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。

★申込者が定員に達したため、受付を終了させていただきました(10/15)





1. 開催日時: 2010年10月20日(水)19:00~ (18:30 受付開始)
                         
          19:00~ ミニセミナー (会長:有坂芙美子)
          19:20~ ディナー開始

2. 開催場所: 「萬里楼」 (マンリロウ) 北京料理
         東京都台東区雷門1-16-4 立花国際ビルB1F
                       
(銀座線「田原町」下車徒歩1分)
         TEL : 03-3847-7755  http://r.gnavi.co.jp/b258200/

    ※オーナー兼料理長   万 秋慶 
     中国・西安出身。
     在日20年。新横浜プリンスホテルの中華のシェフを務め、5年前に独立。
     とにかく料理づくりが大好きで、料理は仕事であり趣味であるという。

3. 参加費:  Riesling Ring会員: おひとり様 10,000円(税込)
          一般ご参加の方  : おひとり様 12,000円(税込)

4. 定員: 38名 (予定)

5. 料理:下記のコースを予定しております  (お一人様ずつサーブ予定 )
  (食材の調達の関係で、当日若干の変更がある場合もあります)

   ※今回のディナーのために特別にアレンジしたコース料理です
   ※アレルギーなどで不適切な食材がある方は必ず事前にお申し出ください

●前菜の四種盛り合わせ(クラゲの冷菜、キュウリの甘辛酢漬け、蒸し鶏、魚)
  (当日の仕入れによる)
●当店自慢 車えびの甘辛酢炒め
●帆立の薄衣揚げと香菜炒め
●牛肉細切りの中華味噌炒め (薄皮付き)
●本場北京風黒酢の酢豚
●人気の麻婆豆腐
●ふかひれと蟹肉のスープ
●手作り自家製カニしゅうまい
●あわびと貝柱のチャーハン
●手作りアンニントーフ


6. ワイン: 下記の6種を予定しております(サービス順不同)
  
●Furst von Metternich Riesling Sekt Trocken NV(独)

●Bacharacher Kloster Fuersthenthal Riesling Sekt Brut 2003
 (独・ミッテルライン) *マグナムボトル

●Hans Lang Riesling CHARTA 2006 (独・ラインガウ)

●Riesling 2008 Marcel Deiss (仏・アルザス)

●Riesling Alte Reben Weingut Jurtschitsch Sonnhof 2001 (墺・カンプタール)

●Prinz zu Salm Schloss Wallhausen Riesling Spatlese 2005 (独・ナーエ)


7. 申し込み方法: 下記の必要事項をご記入の上、
          rieslingring@gmail.com宛てE-mailにてお申し込み下さい

            締め切り:2010年10月14日(木

            ※お申し込みは先着順に受付いたします
            ※定員を超えた場合は「キャンセル待ち」とさせていただきます

◆お支払い方法 
 指定口座にお振込みをお願いいたします。 
 振込先は、申し込み後にお知らせいたします。 
 ご入金確認後、ご予約確定となります。

※RRC個人会員は会員価格(おひとり様 10,000円)でご参加いただけます
※RRCの入会申し込みを同時にされた場合、当ディナーに「RRC会員」としてご参加できます(RRC入会案内は→コチラをご覧下さい: 個人会員年会費 3,000円)

◆キャンセルポリシー
・2010/10/15(金)までにキャンセルの場合、キャンセル料はかかりません
・10/16(土)~10/19(火)までのキャンセルの場合、参加費の50%を返金します
・10/20当日のキャンセルにつきましては、返金いたしません
・10/15までにお振り込みがない場合はキャンセル待ちの方にお席をお譲りいたしますので、ご了承ください。

※未成年者及び車を運転しての参加は固くお断り申し上げます


-------------------------参加申し込みフォーム-------------------------------

Riesling Ring 事務局 宛
第4回 Riesling Ring Evening(10月20日)への参加を申し込みます

お申 込 日 :2010年  月  日
お申込者名 :
フ リ ガ ナ :
RRC会員番号:            ※ RRC=Riesling Ring Club
E-mail :
電話番号 :               ※日中に連絡可能な番号をお知らせください

同伴者数 :   名  
同伴者お名前(フリガナ):  
※ご同伴者がRRC会員の場合はお知らせください

合計人数:   名   (うち会員   名、 非会員   名) 
合計金額:       円

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【本件に関するお問い合わせ先】
 Riesling Ring 事務局
 E-mail: rieslingring@gmail.com

2010年9月13日月曜日

バイ・ザ・グラスキャンペーン 2010 審査結果発表

Riesling Ringでは、料飲店様向けの
「第二回 6カ国協賛 世界のリースリング バイ・ザ・グラス キャンペーン」
を 2010年5月1日~7月31日に実施しました。

その結果、各国入賞店が下記の通りに決定いたしました。
入賞店の皆様、おめでとうございます!

※入賞の審査基準に達しない場合、該当なしの賞がありましたことをご了承下さい

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アメリカ・オレゴン賞
 「The Taste of Wine」(Hardcover)著者:Janis Miglavs を上位2店に各1冊ずつ

  Petit Souple
 (大阪市天王寺区四天王寺1-5-37  TEL.06-6774-0117)

  HIDORI
 (東京都中央区銀座6-2先 コリドー街  TEL.03-3571-7301)

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アメリカ・ワシントン賞
 プレミアムリースリング「Eroica」垂直ヴィンテージ5年分(04~08)を各3本計15本

 ※入賞基準に達する参加店がなかったため「該当なし」とさせていただきました

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オーストラリア賞
 ジェームス・ハリデイ氏サイン及び受賞店名入り「Wine Atlas of Australia」1冊

  Ristorante tono;4122
 (東京都文京区千駄木4-1-22  TEL.03-3822-4124)

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オーストリア賞
 大賞 :リーデル・リースリンググラス12脚
 ※入賞基準に達する参加店がなかったため「該当なし」とさせていただきました

 優秀賞リーデル・リースリンググラス6脚 
  バードランド
 (東京都中央区銀座4-12-15 塚本素山ビルB1F  TEL.03-5250-1081)

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フランス賞
 アルザスワイングラス6脚と
 アルザスワイン産地地図レリーフ(立体地図54×95 cm)1枚のセット


  執事喫茶 Swallowtail
 (東京都豊島区東池袋3-12-12正和ビルB1F)

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ドイツ賞
 2011年3月 ドイツ研修ツアー 各店1名   (約1週間、ドイツまでの渡航費は実費)

  ENO VINO & CAFFE SOLARE
 (神奈川県川崎市川崎区小川町4-1 ラ・チッタデッラA102a
  TEL.044-222-5322)

  Bar Air
 (兵庫県西宮市高松町10-4  TEL.090-1716-7269)

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ニュージーランド賞
 「Michael Cooper’s Wine Atlas of New Zealand」 を上位2店に各1冊ずつ

  Wassy's Dining Souple  
 (大阪府大阪市天王寺区六万体町5-13 Wビル3F  TEL.06-6774-9000)

  くつろぎのワインカフェ イーネ・イーネ
 (東京都渋谷区恵比寿4-4-11 太興ビル  TEL.03-3441-7300)

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リースリング・リング賞
 東洋佐々木ガラス、ファインクリスタル・イオンストロング RN-10236CS 6脚

  マルズバー
 (東京都港区六本木3-9-3 第二六本木ヴィレッヂ1F  TEL.03-3478-6424)

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入賞の各店には、改めてRiesling Ring事務局よりご連絡いたします。
よろしくお願いいたします。

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2010年8月1日日曜日

8/2 『NZ ペガサスベイ・ワインの夕べ』

第1回Riesling Ring Evening開催で協力いただいた「エスカール アビタ」から、
ニュージーランドのワイン生産者を迎えてのディナーイベントの案内が届きました。

ご興味のある方は、お店に直接お申し込みください。

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この度、ニュージーランド、ワイパラにある老舗ワイナリー「ペガサス・ベイ」より、ドナルドソン・ファミリー三兄弟の次男エドワード・ドナルドソン氏が来日します。  

2008年11月に6年ぶりの発刊を迎えたロバート・パーカーJr.著『ワイン バイヤーズガイド第7版』で最高評価の★5つを獲得した5つのワイナリーのひとつで、ニュージーランドを代表する実力あるワイナリーです。

ペガサス・ベイは、リースリングでも有名な生産者であり、やや甘口~貴腐ワインにいたるまで複数のワインを造っています。 

今回は、食中用にスタンダードのリースリング、そしてデザートワインの貴腐リースリングを準備しております。
また彼等の作るピノなどその他のワインも一緒に楽しんでいただくディナーとなっております。
下記ご確認の上、お申し込みいただけますと幸いです。 


                          記 

         『NZ・ペガサスベイ・ワインの夕べ』  

              =エドワード・ドナルドソンを囲んで=  


日時 : 8月2日(月) 19:00 開始 (21:00迄の予定です) 

会費 : 8,000円 (ワイン、お料理、税含む) *当日現金にてお支払いください

場所 : エスカール アビタ escale Habitat  
      千代田区丸の内1-2-1 東京海上日動ビルB1
      TEL:03-5221-8875 

主催 : エスカール アビタ 
協力 : ヴィレッジ・セラーズ株式会社
      TEL:0766-72-8680

<サービスワイン(予定)>

 メイン・ディヴァイド・ワイパラ・ピノ・グリ '09 
 ペガサス・ベイ・リースリング '08 
 ペガサス・ベイ・ソーヴィニヨン・ブラン/セミヨン '08 
 メイン・ディヴァイド・ピノ・ノワール '08 
 ペガサス・ベイ・ピノ・ノワール '07 
 ペガサス・ベイ・アンコール・ノーブル・リースリング 

申し込み方法 : アビタまでメールにて申し込みください (担当:味岡) 
           escale-habitat@jazz.odn.ne.jp
          (お客様の御都合によっては、お電話での予約も承ります)

以上

【期間終了】世界のリースリング バイ・ザ・グラス キャンペーン

<当キャンペーンは2010/7/31で終了いたしました>

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Riesling Ring World by the Glass Campaign 2010


2010年5月~7月末まで


世界のリースリングワインがバイ・ザ・グラスで楽しめます


”バイ・ザ・グラス”とは、ワインをグラスで提供するサービスのこと。

少人数でボトル1本を開けるのが難しい時、色々な種類のワインを飲みたい時など、 バイ・ザ・グラスのワインがあると嬉しいですね。

キャンペーン実施店は下記リストをご覧ください
 (順次アップしていきます)

* ワインの銘柄、国や地域等は各店によって異なります
* キャンパーン開催期間は各店によって異なります


 ☆ 参加店募集 → 詳細は コチラ (7/31で終了しました) 

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リースリング・リング バイ・ザ・グラスキャンペーン
参加店リスト      
(店名、住所、TEL、開催期間)
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<北海道・東北>

祥瑞 札幌 
(しょんずい)
北海道札幌市中央区南3条西3 プレイタウンふじい3F
011-827-2008
2010年5月6日~5月15日 期間終了


<関東首都圏>

ワインと料理の店 エスカール・アビタ  escale Habitat
東京都千代田区丸ノ内1-2-1 東京海上日動ビル新館B1F
03-5221-8875
2010年7月1日~7月31日 期間終了

Oyster bar & restaurant OSTREA 銀座8丁目店
東京都中央区銀座8-9-15 JEWEL BOX GINZA 8F
03-3573-0711
2010年5月1日~7月31日 期間終了

くつろぎのワインカフェ イーネ・イーネ

東京都渋谷区恵比寿4-4-11 太興ビル
03-3441-7300
2010年5月1日~7月31日 (キャンペーン終了後も8/31まで実施) 期間終了

執事喫茶 Swallowtail

東京都豊島区東池袋3-12-12正和ビルB1F
電話番号非公開
2010年7月1日~7月31日 期間終了

Ristorante tono;4122   リストランテ トーノ ヨンイチニイニイ
東京都文京区千駄木4-1-22
03-3822-4124
2010年6月29日~7月31日 期間終了

バードランド
東京都中央区銀座4-12-15 塚本素山ビルB1F
03-5250-1081
2010年5月1日~7月31日 期間終了

ビストロマルズ
東京都港区六本木3-9-4 六本木ロイヤルビルB1
03-3470-3436
2010年6月1日~7月31日 期間終了

HIDORI
東京都中央区銀座6-2先 コリドー街
03-3571-7301
2010年7月5日~7月31日 (キャンペーン終了後も8/31まで実施) 期間終了

provinage プロヴィナージュ
東京都港区西麻布3-1-19 小山ビル 2F
03-5772-7272
2010年5月1日~5月31日 期間終了

ボン・グーノウ
東京都渋谷区渋谷1-10-12  宮城ビル2F
03-5464-0858
2010年6月15日~7月31日 期間終了

マルズバー
東京都港区六本木3-9-3 第二六本木ヴィレッヂ1F
03-3478-6424
2010年6月1日~7月31日 期間終了

COTE D'OR
千葉県千葉市中央区富士見2-19-4 パークスポット100 7F
043-222-0255
2010年5月1日~7月31日 期間終了

トニーローマ幕張WBG
千葉県千葉市美浜区中瀬2-6WBG マリブダイニング3階
043-299-3781
2010年5月1日~5月31日 期間終了

ENO VINO & CAFFE SOLARE
神奈川県川崎市川崎区小川町4-1 ラ・チッタデッラA102a
044-222-5322
2010年6月1日~7月31日 期間終了



<名古屋・中部圏>

レストラン ツァ・ディーレ
愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通6-15
052-842-2223
2010年7月1日~7月31日 期間終了



<関西圏>

市松
大阪府大阪市北区堂島2-2-33
06-6346-0112
2010年7月1日~7月31日 期間終了

kamoshiya kusumoto
大阪府大阪市福島区福島5丁目17-14
06-6455-8827
2010年5月1日~7月31日 期間終了


イタリア料理 コッタコッタ

大阪府大阪市中央区高麗橋 2-3-5 柳湖堂ビルB1
06-6331-7788
2010年5月1日~5月31日 期間終了

ダイニング ウィズ ワイン  そむりえ亭
大阪府大阪市中央区西心斎橋2-10-14角屋八幡ビル1F
06-6484-0530
2010年6月1日~7月31日 期間終了

天寅 一宝 心斎橋店
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 心斎橋大丸 北館13F
06-6244-6127
2010年5月1日~7月31日 期間終了

トロワプレジール
大阪府大阪市中央区瓦町4-3-2 本町UMビル1F
06-6233-9345
2010年5月17日~7月31日 期間終了

Petit Souple (プティ・スープル)
大阪市天王寺区四天王寺1-5-37
06-6774-0117
2010年6月1日~7月31日 期間終了

ワインバー&レストラン ブルディガラ
大阪府大阪市北区梅田2-5-25 ハービスPLAZA B2F
06-6343-7108
2010年7月1日~7月31日 期間終了

ワインバー base
大阪府大阪市都島区片町2-6-2
06-6881-1134
2010年5月1日~7月31日 期間終了

マルシェ北新地店
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-30 北新地幸田ビル1F
06-6344-0044
2010年7月1日~7月31日 期間終了

マルシェBar
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-5-29 八千代レジャービル1F
06-6342-0039
2010年7月1日~7月31日 期間終了

Wassy's Dining Souple  (ワッシーズ・ダイニング・スープル)
大阪府大阪市天王寺区六万体町5-13 Wビル3F
06-6774-9000
2010年6月1日~7月31日 期間終了

Bar 和
大阪府泉佐野市大西1丁目1-9
0724-62-3101
2010年6月1日~7月31日 期間終了

Bar Air
兵庫県西宮市高松町10-4
090-1716-7269
2010年6月1日~6月30日 期間終了

Ca sento カセント
兵庫県神戸市中央区中山手通4-16-14
078-272-6882
2010年7月1日~7月31日 期間終了

ホテルシーショア御津岬 (みつみさき) 欧風料理 ラ・プラージュ
兵庫県たつの市御津町黒崎1842
079-322-0090
2010年7月1日~7月31日 期間終了



<四国>

Alice in 高松
高松市サンポート2-1 マリタイムプラザ高松タワー棟30F
087-823-6088
2010年5月6日~7月31日 期間終了



<九州>

La cave de Montagne
福岡県福岡市中央区西中洲3-16 ユイビル1階
092-739-7450
2010年7月1日~7月17日 期間終了

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以上

2010年7月12日月曜日

リースリングに合う中国料理は?

2010年7月8日、「アルザス&ローヌワインを楽しむ中国料理コンクール 2010」の決勝が東京誠心調理師専門学校(東京都大田区)で行われました。

このコンクールは、EUの協力の下、フランスのアルザスワイン委員会とローヌワイン委員会が主催するものです。「前菜」と「熱菜」部門に分かれ、総数で約100の応募があり、決勝には10名が進出しました。

参加選手らは以下の中から2つのワインを選択し、アルザス&ローヌワインを楽しむための中国料理を作って競い合いました。

● アルザス: リースリング、または ゲヴュルツトラミネール

● ローヌ: コート・デュ・ローヌ、または コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ

リースリングは中国料理の前菜類、白身の魚介の炒めや揚げ物に合い
ゲヴュルツトラミネールは魚介のクリーム煮や中国料理全般に合う、といわれます。

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決勝に進んだ10作品の中から、アルザスワインに最も合う作品が「アルザス賞」を受賞しました。
当然、リースリングにピッタリな料理ということですね!


アルザス賞金子雅俊 さん 
(グランドプリンスホテル赤坂 「李芳」)

三種の彩り前菜

金子さんのこの作品は <前菜部門>グランプリ も受賞しました!



来日したアルザス委員会シニア・プロジェクト・マネージャーのフリッチェ氏(左)から「アルザス賞」の楯を授与される金子さん(右)


準グランプリ(2位) 平島直樹さん
(ホテルオークラ東京  「チャイニーズテーブル スターライト」)

三種の貝盛り合わせ前菜


優秀賞(3位) 五月女和正さん
(マンダリンオリエンタル東京 「センス」)

海鮮三種冷菜盛り合わせ オリエンタルな香り


ローヌ賞末友 寛さんが受賞しました
(ホテルオークラ東京 「チャイニーズテーブル スターライト」)
牛タンのグリル 柚子の香り 石焼仕立て <熱菜部門グランプリ>


決勝に進んだ10名の選手の皆さん

前列左から3人目が金子さん(アルザス賞)、4人目が末友さん(ローヌ賞)


受賞者のみなさん、おめでとうございました!
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2010年6月22日火曜日

7/25 ドイツ生産者来日イベント

ドイツのリースリング生産者のスペシャルランチイベントのお知らせです。

<注意!> このイベントはRiesling Ring 主催ではありません
       参加申し込みは、主催者に直接お願いいたします。

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Hilton Tokyo & Tokuoka present “Wine Maker’s Special Lunch”

ドイツ新時代ワインと和の邂逅



― 雄大なライン川のほとりより <オッテス醸造所> ―



70年代、その生産量の70%が甘口であったドイツワインも、今や新世代の生産者達によって辛口へと大きくシフトしています。

そんな中、牧歌的な風景が広がるラインガウ北西端ロルヒ村で、雄大なライン川を見下ろす南向き斜面から秀逸なワインをつくり出している小さなワイナリー 
~オッテス醸造所~ があります。


現在は2代目であるヘルムート氏が畑を切り盛りし、3代目のゲーラルド氏と、ガイゼンハイム大学にて共にワインを学び、和食とドイツワインのマリアージュを提案するオッテス史子夫妻が2人3脚で醸造を担当しています。






日本料理「武蔵野」では、このワイナリーより醸造家であるオッテス史子氏をお招きし、新時代のドイツワインと和食との饗宴をお楽しみいただけるスペシャルランチをご用意いたしました。
清潔感漂う辛口リースリングを中心に、注目される赤、貴腐ワインなどをご賞味頂きます。

現地で和食との相性を研究する生産者のお話を交えながら、涼やかさあふれるドイツワインを、料理長自慢の品々と共にご堪能ください。



【ワインリスト】(予定)
2007 オッテス リースリングゼクト (発泡性)
2008 オッテス リースリングカビネット (辛口)
2008 オッテス アウラムリースリング (辛口)
2007 オッテス シュペートブルグンダー(赤)
2007 オッテス ベーレンアウスレーゼ(貴腐・蔵出し品)

【ランチメニュー】
先付
帆立貝と茸香草の味わい
丸茄子の田楽風
季節野菜天婦羅
黒毛和牛サーロイン焼き野菜添え
ガーリックライス・味噌汁・香の物
杏仁豆腐

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●日 時: 2010年7月25日(日) 12:30pm (ご入場 12:00noon)

●会 場: 日本料理「武蔵野」 (ヒルトン東京2F) 
〒160-0023東京都新宿区西新宿6-6-2  

●料 金: お一人様10,500 円 (税金、サービス料が含まれております) 

●定 員: 24名様 (先着申込み順、定員になり次第締め切りさせて頂きます)


<ご予約・お問い合わせ>

ヒルトン東京 日本料理「武蔵野」
TEL:03-3344-5111(内線 337) Musashino.Tokyo@hilton.com

協力  ㈱徳岡 東京営業所 TEL:03-5793-7211 

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7/24 ディナーイベント <リースリング&甲州>

ドイツのリースリング生産者と日本の生産者のディナーのお知らせです。

<注意!> このイベントはRiesling Ring 主催ではありません
       参加申し込みは、主催者に直接お願いいたします。

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日本固有品種「甲州」国際登録記念

『世界の白ワイン 甲州 & リースリングの魅力を味わう』


日本が誇る甲州       山梨県・勝沼町    グレイスワイン

ドイツが誇るリースリング  ドイツ・ラインガウ  オッテス醸造所



日本とドイツにおいて、土地の気候風土に根付き、歴史を重ねきた品種があります。
産地と品種個性を表現する生産者には、国境を越えても、互いに共通の思想と哲学があります。
そのワインの魅力を更に高めるパートナーは、ル・ペルゴレーズのフランス料理。
ワインに対する既成概念を超える、日独仏のスペシャル・コラボレーションが実現します。

生産者代表として、グレイスワイン社長三澤茂計氏と、オッテス醸造所 オッテス史子氏をお迎えし、生産者との会話を交えながら、盛夏のひと時の食卓を彩る、涼やかさ溢れる甲州とリースリングを中心に赤ワイン、貴腐ワインなどを、ル・ペルゴレーズ自慢のお料理と共にご堪能ください。


三澤 茂計

中央葡萄酒㈱4代目社長。
82年に家業を継ぐと同時に甲州を世界レベルのワインとすべく、栽培、産地、醸造方法の見直し等を精力的に推進すると共に、国際的な評価を高める諸活動も積極的に行っています。





オッテス 史子

3代目のゲーラルド氏と共に、ガイゼンハイム大学にてワイン造りを学び、2人3脚夫妻で醸造を担当しています。
現在はガイセンハイム大付属研究所に勤務し、和食とドイツワインのマリアージュを提案する活動にも従事しています。


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●日 時: 2010年7月24日(土) 6:30pm (ご入場 6:00pm)

●会 場: 「ル・ペルゴレーズ」フレンチ・ダイニング (ヒルトン東京2F) 
〒160-0023東京都新宿区西新宿6-6-2  

●料 金: お一人様15,000 円 (税金、サービス料が含まれております) 

●定 員: 50名様 (先着申込み順、定員になり次第締め切りさせて頂きます)

<ご予約・お問い合わせ>
ヒルトン東京 「ル・ペルゴレーズ」フレンチ・ダイニング
TEL:03-3344-5111(内線 325) LePergolese.Tokyo@hilton.com


協力  中央葡萄酒㈱ TEL:0553-44-1230
㈱徳岡 東京営業所 TEL:03-5793-7211

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ドイツへワインとワイナリーの研修を終えて【後編】

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ドイツへワインとワイナリーの研修を終えて

                           by  『一宝 天寅』  関 順
【後編】

ブロイヤーでお昼ご飯を御馳走になったあと、シュロスヨハネスベルグを経て、
カウターというワイナリーを訪れた。 

赤い皮のリースリングを造っている変わり種と事前に知らされいたが、小さなそのワイナリーに入っていくと、まさに風変わりなウエルカム・ゼクトでもてなしを受けた。
グラスの上にホワイトチョコレートが乗せられて供出されたそのゼクトはチョコレートリキュールを添加したゼクトだった。
私自身のコメントや他の参加者のコメントはひかえるが、みな十分大人で、興味深い表情を崩さなかったのはさすがヨーロッパの文化性だと感じた。

その日の夕食はカウタ―氏のワインのティスティングと同時進行で用意して頂いたが、なんと15種類 にも上るワインで、私の技量の範囲を超えてしまったいた。
思い出せるのは赤のリースリング は、ゲオルグブロイヤーの「ジュー」を彷彿させるものであったことと、最後に出てきたカベルネ ソーヴィニオンは深みや凝縮感に欠けたもので、その前に飲んだシュペートブルグンダーに比べる と満足感にかけるものであったことである。

*

翌27日は最終日ということもあり、カウタ―氏訪問のあとは10名くらいでホテルのバーで打上げ(?)をすることになった。
前日から3班に分かれていたこともあり、我々のグループは 北欧諸国からのメンバーが10名程度、スペイン人2人、我々日本人という構成だったが、みんな 明るく社交的であったので楽しく、興味深い会話が楽しめた。

先ほどのデンマーク人が嬉しそうに サンブッカとアマレットを私のためにオーダーしてくれた。 丸4日間リースリング漬けの体には 初体験のサンブッカとアマレットは少々大変な飲み物ではあったが、時間をかけながらも最後まで 飲みほした。 

彼らEUで活躍中のソムリエたちとの短い交流で感じたのは、多少の個人差はある ものの、総じて彼らのレベルは高く、我々はかなり遅れているのだということだった。
これは私個人の経験、知識、技量の不足が原因であるが、EU内ではワインの価格も安く、また歴史的 文化的にもワインが深く人々の生活の中に密着しているということに起因すると思う。

今更議論 することではなく、また当然の話ではあるが、このことは日本人ソムリエだけのワイナリーツアーでは あまり感じることのないコンプレックスだと思った。
 
また彼らの多くは国境を超えて活躍の場を求めて おり、当然数カ国語を話すことができ、プレゼンテーション能力も非常に高い人が多い。

私のような底辺を構成するソムリエがもっとレベルアップしなければいけないと強く感じさせられた。
とにかく、この日は深い眠りに落ちそうになりながらそのようなことを考えた(ように思う)。

*

最終日は朝からナーエ地区、ディールに向かう。 
マインツからでも30分ほどで到着した。



小さいながらも洗練されたワイナリーの建物の印象から、自然とワイン自体への期待も高まった。
すぐ裏手の庭に案内され、そこでモーゼル地区へ訪れていたグループと再合流した。 

歴史を感じる 建物と現代風の建物、よく手入れされた芝生の庭でもてなされたゼクトはコメントの必要が無意味なほど 素晴らしかった。

ほどなくして始まったティスティング・セミナーで提供されたリースリングは期待通り 垢ぬけた、すっきりとしたワインであった。 スタンダードクラスから格上のものまで総じて品のいい バランスの良いワインが造られていた。

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ディール訪問が終わると我々を除くすべての参加者が空港に向かった。 
我々二人はそこからラッツェンベルガーを訪ねた。 

ゲオルグブロイヤーの畑もディールの畑も 足を滑らしそうになるほど勾配がきつく、「手伝ったらしんどいだろうなぁ」と感じていたのだが、 バハラッハ村の入り口あたりから見えた、壁にも見えるぶどう畑をみて絶句した。 
(または ぶどう畑に見える「何か別のもの」かとさえ思った) 



近づけば近づくほどそのぶどう畑はまさに 崖そのもので、その時点ではそれがラッツェンベルガーの畑かどうかもわからなかったのだが、ぶどう 栽培の北限に近いところでのワイン造りの厳しさというものを感じた。

やがてラッツェンベルガー 氏の案内で、それらの畑がやはり彼の所有する畑であることが分かったのだが、斜面の下から みた畑より、上側から見下ろしたその畑はさらに急な斜面だった。
足を踏み入れてみようにも 余りに斜度がきつく、落ちたらケガをしそうな斜面の上では足がすくむ思いだった。

反面、丘の上から見下ろすライン河の美しさは形容しがたいものだった。



紀元前からローマ人に よってワインが造られていたというラッツェンベルガー氏の説明には、彼のその村への愛情の深さと 誇るべきバハラッハ村の歴史に対する敬意を含んだものであった(ように思う)。


ティスティングは我々二人だけのために行われた。

QBAのクラスから始まったティスティングは さすがにどれも素晴らしいものであったが、ひとつだけ、生意気にも、ラッツェンベルガー氏の考えに 反対の意見を持った。

グローセスゲヴェックスのリースリングは06年と08年が供出されたのだが、 氏は06年のほうがテロワールを反映した、より完成に近いものだと言うのだが、私には 08年のもののほうが若いワインらしいしっかりとし酸と高い果実の凝縮感のバランスが「分かり やすい」と感じた。
日本では高価なワインとなるグローセスゲヴェックスをより多くの人に評価 してもらうには若いうちに飲んでしまったほうがいいと、全く素人的なことを申し上げてしまった。
失礼と思いながらも、その考えは訪問以前から変わっていなかったので、申し上げることにした。




夕食は奥様の手料理をお庭で頂戴した。 

1971のシュペートレーゼ・トロッケンから始まったのだが、 これは全く期待もしていなかったサプライズだった。 正直なところガイゼンハイム大学で飲んだ 1946よりも状態も良くうっとりするほどの味わいで、まだまだ若さと気品を感じさせるリースリング の奥行きの深さに驚かされた。

その後奥様と二人のお嬢さんが少しだけ顔を見せてくださった。 ラッツェンベルガー氏のご両親も御健在で、お二人も少し前にお顔を見せてくださった。

そういえば、 夕食の最初の71年のリースリングはお父様の作品なのだなぁと気づく、自分の頭の鈍さを恥ずかしく思った。ドイツでも3世代の同居はあまり多くはないらしく、ラッツェンベルガー家は特別だと別のドイツ人からきいた。 

造り手の優しさがワインにも滲み出るのかなと思った。


(完)

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関さん、素晴らしいレポートをありがとうございました。


2010年のバイザグラスキャンペーンにおいても、上記のようなドイツ研修ツアーが、優秀店(ドイツ賞)の代表者2名に贈られる予定です。

ドイツ研修ツアーを目指して、ぜひ頑張ってください!

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2010年6月21日月曜日

ドイツへワインとワイナリーの研修を終えて【前編】

2009年の リースリング バイザグラスキャンペーンでは、優秀賞を獲得した2店に、ドイツ研修ツアーが贈られました。

WWワールドワインバー&ビストロ (東京都千代田区)

一宝 天寅 (大阪府大阪市)

2010年4月23日(金)~28日(水)に実施されたツアーに参加された『天寅』の関さんから、ツアーのレポートと写真が届きましたので紹介します。

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ドイツへワインとワイナリーの研修を終えて

                           by  『一宝 天寅』  関 順
【前編】

アイスランドの火山の大噴火があった影響か飛行機は予想通り満席で、ヨーロッパは遠いとは聞いていたもののフランクフルト空港に到着したときはすでに随分と疲れていた。

とはいえ、初めてのドイツで、しかも初めてのワイナリー研修で(個人的なワイナリーへの訪問はあるけれども・・・)、緊張感を伴うワクワクした気持ちでホテルへのバスへ乗り込んだ。



ホテルでのミーティングの場所には多くのヨーロッパの若いソムリエたちが自信に満ちた笑顔で談笑していた。 50人ほどはいただろうか。
アジア人は我々日本人二人をいれても3人だけで、もう一人の彼はカナダで育った台湾人でロンドンで活躍中とのことであった。
とにかく、少し気後れしそうな自分を叱咤せずには笑顔を保つのは難しかった。


歴史的な醸造所というクロスターエーベルバッハは宿舎となったウィズバーデンのホテルから車で約30分ほどだった。

空港からホテルへ向かう車中でも感じたことではあったが、ドイツという国はいかに自然が多く残る美しい国であることにまず驚いた。



醸造所から畑を通してライン河を望むと、そこには大きな近代的建物は見当たらず美しい夕日が時間の流れをゆっくりとしたものにしていた。
少しオーバーな表現になるが数百年前からのそこでの人々の営みが感じられるようでさえあった。 

しかし、醸造所内は一転して近代的な醸造設備がならび、コンクリートの打ちっぱなしの建物は近代ドイツ的な無駄のない機能美を感じた。地下に配置された圧搾場とステンレスの大型タンクは集荷されたぶどうが重力に逆らわずに運び込まれる為のもの、ぶどうにストレスがかからないということであった。なんとも贅沢な造りに見えた。

*

翌日は朝からガイゼンハイム醸造大学でのドイツワインの今後のマーケティングのレクチャーで、ヘンドリック・トーマ氏(ハンブルグのマスターソムリエ)による数時間にわたるティスティング・セミナーが行われた。 

マーケティング戦略の講義は過去におけるドイツワインの「輸出戦略の失敗」(甘口カジュアルワインへの偏り)と「ワインや産地の名前の難しさ」に対しての解についてのものであった。 

内容的には特に新しさを感じなかったが、ドイツ人のコミュニケーションのうまさとプレゼンテーションのうまさは意外なほどで楽しい講義であった。
(もっと生真面目な内容のものを覚悟していたのだが、さすがEU、コミュニケーションに長けていた)

トーマ氏の進行は痛快で見事だったと思う。
まず最初の8種類は「産地ごと」というタイトルではあったものの、ピノグリ、シャルドネを含めた非常にレベルの高い白ワインを紹介するものであった。クリーンでスタイリッシュなワインも見られ、和食や日本人の好みに合いそうなバランスのいいワインが多く紹介された。 



第2部は「リースリングの熟成のポテンシャル」についてで、一番古いものは1946年のシュペートレーゼ・トロッケンがテイスティングに提供された。

第3部は「赤ワイン」をテーマのものであったが、ここでもドイツの赤ワインのレベルの高さを再確認 することが出来た。あくまでヨーロッパ的で、個人的には少しクラシックなタイプのボーヌのワインを 連想させるようなものが多く、好印象であった。
ここでもやはり日本人の嗜好に合うであろうと感じた (特に和食とのマッチングについて)

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翌25日はVDPの見本市に参加した。 

ライン河のほとりに建つ近代的な建物はウィズバーデンの街並とは少し違ったもので、「近代的な国・ドイツ」を感じるものだった。
早速にも目当てのラッツェンベルガーのブースを訪ね、リースリングのカビネットからその日のテイスティングを開始した。

リースリング主体にティスティングをし続けたこともあり、ひとつずつの蔵の個性を自力で見極めるのは困難であった。しかし、いずれの蔵も商品のレベルは高く、モーゼルの生産者たちは繊細なバランスの上質なリースリングを出品していたし、ラインガウはモダンな辛口リースリングを多く出品しており、非常にいい経験をすることが出来た。

その後、ラインガウやアールの生産者のブースを訪ねると、ボディに厚みのある長期熟成型のシュペートブルグンダーからミディアムボディーながらとてもエレガントなものまで試飲できた。

赤ワインの生産者たちをフレンドリーで親切であったという記憶する一方で、彼らは自信味満ち溢れ、また消費者に迎合する雰囲気は少なく、「おれたちは信念に基づいてワインを造っているだけだ」とでも言っているかのような印象であったように感じた。
前々日に訪れたクロスターエーベルバッハの醸造所の人たちとは少し違う。「人間臭さ」を感じたといえば 言い過ぎだろうか。



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翌26日は待望のゲオルグ・ブロイヤー訪問だった。 

バスを途中で降り、古い町並みを抜けて、小さなおもちゃのようなゴンドラに乗ってリューデスハイムの丘の上まで行くことになった。
幸いにも好天に恵まれ、ゴンドラから見るぶどう畑と古い町並みの風景は素晴らしいものだった。

ゴンドラの終点から10分ほど歩いてブロイヤーの畑まで行くのだが、道の途中でデンマークのソムリエが道端の木の葉っぱをちぎって食べだした。背は190センチくらい、スキンヘッドの男性である。
彼は私にもその葉っぱをさしだし、食べてみろとすすめた。木の名前は記憶出来なかったが、彼曰く、その葉は春のその短い期間のものだけはサラダに使えるのだという。

その後もぶどう畑の中のハーブを取っては私にすすめてくれた。 
恥ずかしながら大阪生まれ大阪育ちの私は雑草とハーブの違いが見極められず、食に携わる者として気恥ずかしい感じがした。




ブロイヤーの畑はほぼビオロジックで行われているという事だった。

根拠もなく「ブロイヤーは大きなワイナリー」と思いこんでいた私は、手入れの行き届いたぶどう畑やとても近代的とはよべない醸造所をみて、すこし驚いた。
地下セラーもあまり大ぶりなものではなかったが、あの洗練された味わいの辛口リースリングが醸されるのかと思うと驚きはさらに大きなものとなった。

ティスティングを通してトレサ・ブロイヤーさんの話を聞くこと出来たが、地域に密着しながらも常に革新的に、かつ将来にむけて全て新しいの可能性に挑戦する、ワイナリーとして、醸造家としての姿勢に尊敬の念を覚えた。
今後は考え方を変えてブロイヤーを楽しもうと思った。



【後編】に続く


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2010年6月10日木曜日

【報告】5/31 Riesling Ring Dining [後編]

~ロバート・ヴァイル醸造所&フランクランド・エステートを迎えて~
     世界のリースリングと京懐石 《柿傳》 が誇る和食の饗宴


ヴィルヘルム・ヴァイル氏
(ロバート・ヴァイル醸造所、独)
ハンター・スミス氏 (フランクランド・エステート、豪州)を迎え、

彼らのリースリングと他国のリースリングを飲み比べ ながら、
京懐石「柿傳」の料理を楽しみました。



ヴィルヘルム・ヴァイル氏      ハンター・スミス氏

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まずは、ロバート・ヴァイル醸造所のスパークリングワインで乾杯!




Robert Weil SEKT b.A. Extra Brut 2006
ロバート・ヴァイル ゼクト b.A. エクストラ・ブリュット

(ドイツ/ラインガウ)

自社畑の厳選したぶどうを使用。瓶内二次醗酵方式で、ルミュアージュ(動瓶)も職人の手で行うというこだわり。美しさをも感じさせる、魅力あふれるリースリングのゼクト(スパークリングワイン)です。

[辛口] アルコール度数:12.9% 酸度:6.8g/L 糖度:3.8g/L

「ラインガウの冷涼な気候により生育期間が長くなり、酸を保ち、ミネラル豊かで、エレガントなものとなります。 このゼクトは限定醸造のため、なかなかお目にかかれないかもしれません」 とヴァイル氏。
ドイツのトップレストランでサービスされているようです。

輸入元:株式会社ファインズ

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FRANKLAND ESTATE
      Isolation Ridge vs Poison Hill


同一生産者、同一生産年の “単一畑違い”の飲み比べ



Frankland Estate Isolation Ridge Riesling 2009

フランクランド・エステート アイソレーション・リッジ・リースリング2009
(豪/西オーストラリア/フランランド・リヴァー)


鉄分を感じるフリンティさと、フローラルな香りを持つワインです。口当たりは柔らかく華やかですが、しっかりと個性を主張。灌漑せずにオーガニック農法で畑の特色を出しています。

[辛口] アルコール度数:12% 総酸:6.3g/L

「ワイナリーのある土地の畑がアイソレーション・リッジで、土壌は鉄分を含むコーヒー色をしています。その鉄分が味わいに反映されています」 とスミス氏。




Frankland Estate Poison Hill Riesling 2009
フランクランド・エステート ポイゾン・ヒル・リースリング2009
(豪/西オーストラリア/フランランド・リヴァー)

フランクランドの町のはずれにある北向きの畑からのワイン。繊細ですが凝縮した風味があり、豊かなミネラル感、クリミーで滑らかなテクスチャーと共に長い余韻が楽しめます。

[辛口] アルコール度数:11% 酸度:6.7g/L

「こちらは鉄分を含まない土壌で、アイソレーション・リッジよりもやわらかさがあり、フローラルな風味のあるワインができます」 とスミス氏。

輸入元:ヴィレッジ・セラーズ株式会社 (上記2本とも)

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ニューワールド
       ニュージーランド vs アメリカ


伝統国ではない国のリースリングを飲み比べてみました



Daniel Schuster Waipara Riesling 2007

ダニエル・シュスター ワイパラ・リースリング 2007
NZ/ノースカンタベリー地区/ワイパラ)

世界的にも注目を集めているワイナリー。白桃等を連想させる味わいが印象的です。新鮮で自然なアロマやフレーバーを活かすために発酵させていない果汁をブレンドして瓶熟しています。
*在庫限りで終売の貴重品です

[やや辛口] アルコール度数:10.7% 酸度:6.6g/L 糖度:17g/L

輸入元:株式会社飯田




Ste.Michelle Wine Estates
Chateau Ste.Michelle Columbia Valley Riesling 2008

サン・ミシェル・ワイン・エステーツ
シャトー・サン・ミシェル・コロンビア・ヴァレー・リースリング 2008
米/ワシントン州/コロンビア・ヴァレー)

香り豊かなこのワインは、コロンビア・ヴァレーのリースリング種の特徴をよく出しています。白桃やりんごなどの爽やかな香りと、フレッシュで長い余韻が楽しめます。

[辛口] アルコール度数:12% 総酸:7.0g/L 糖度:5.9g/L

輸入元:サッポロビール株式会社

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伝統国 
     オーストリア vs フランス


長い歴史を持つ伝統国のリースリングの味わいの違いは?



Leon Beyer Riesling 2008

レオン・ベイエ リースリング 2008
フランス/アルザス/エギスハイム)

輝きのあるレモンイエロー。エレガントなミネラルのブーケと豊かなミネラル感を備えます。アルザスの教皇「レオン・ベイエ」の最高にドライで男性的なワインです。

[辛口] アルコール度数:12.5% 酸度:8.74g/L 糖度:1.7g/L

輸入元:三国ワイン株式会社




Rudi Pichler Riesling Smaragd Terrassen 2007

ルーディー・ピヒラー リースリング スマラクト テラッセン 2007
オーストリア/ニーダーエステルライヒ/ヴァッハウ)

ルーディのワイン造りの基本は、「完璧なぶどう」を育てること。健全なぶどうのみからのエレガントな味わいを追求していて、テロワールが明確に表れています。テラッセンはテラスの複数形。つまり急斜面のテラス状畑からのワインです。

[辛口] アルコール度数:12.5% 酸度:6.7g/L 糖度:1.4g/L

輸入元:有限会社ヴォルテックス

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スパークリングワインに始まり、辛口~やや辛口と楽しんできましたが、
リースリングには、食事の最後を飾る甘口ワインもあります。



Robert Weil Riesling Spatlese 2006

ロバート・ヴァイル リースリング・シュペートレーゼ 2006
(ドイツ/ラインガウ)

透明感を感じさせる美しい酸味と、見事な凝縮感を備えています。ヴァイルならではの個性を十分に楽しめる出来栄えのワインです。

[甘口] アルコール度数: 8.0% 酸度:9.0g/L 糖度:116.3g/L

このシュペトレーゼは、11月頃に収穫した遅摘みタイプ(レイトハーベスト)。
貴腐菌は付いていません。

輸入元:株式会社ファインズ

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今回は 世界6カ国、8種類のリースリングワインを味わっていただきました。

ワインのご協力をいただきました、Riesling Ring Club会員でもあるインポーター各社の皆さん、ありがとうございました。


ヴァイル&スミスの両氏、有坂芙美子 Riesling Ring 会長、お疲れさまでした!

お気に入りのリースリングワインが見つかりましたか?
和食とのマリアージュで新しい発見はありましたか?

Riesling Ring では、今後もこうした様々なイベントを企画していく予定です。
ご意見やご要望がありましたら、ぜひお気軽にお寄せください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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